vForum2011に行ってきた

なんか二日とも参加できました。
現在のお仕事ではESXi5.0+vSphere5.0+vCenter5.0の環境を(隣の席の同僚が)構築してるんだけど、ここらへんの情報があまりないため、情報収集と題して行きました。
http://www.vforum.jp/index.html?src=

基調講演:Your Cloud.で広げるビジネスの可能性
VMwareクラウドインフラストラクチャのビジョン

レビュー(http://ascii.jp/elem/000/000/647/647821/)が出だしてますが、VMwareとしては、クラウドサービスを提供するのではなく、各社にあったクラウド環境を構築するためのお手伝いをする、という姿勢がYour Cloudだそうです。そのためにVMwareが提供するクラウドスイートとは次のとおり。

  • vSphere でリソース管理をし、
  • vCenter Operations Management と
  • vCenter Site Recovery Manager で事業運用をサポートし、
  • vShield でセキュリティ強化し、
  • vCloud Director でIaaSを構築する

そしてクラウドが構築されたあと、VMwareは次のサービスを提供します。

割り当てられたユーザはPC端末から View Client でアクセスしたり、スマートフォンタブレットPCから Horizone App でアクセスできるようになります。また、 Project AppBlast により、HTMLブラウザ上でWindowsアプリが実行できるので、たとえば、Excelの資料を作ることも出来るようになるようです。
Horizon, Project Octopus, Project AppBlastはまだ未提供。

VMware vSphereの将来構想とテクニカルプレビュー
今後の展望としては、

  • VXLAN: vSphere5.0+vCloud Director1.5でCross Host Fencingを行っているが、これをLayer2超えで行えるようにする
  • VM Granular Storage: データストアとVMでストレージ管理粒度が異なっていたが、アプリケーション主体で管理できるようにする(プロファイルに対して管理する)
  • ACPI Page Retire, Intel MCA Recoveryに対応するハードウェア/ファームウェア待ち
  • そのほかHypervisorに関して
    • Partial Memory Mirroring: 部分的なメモリのミラーリング
    • PCI-Express Hot-Plug: PCIeデバイスの活性保守
    • MCA-Rのエンハンス
    • Core Offlining: 一部のCPUをオフラインにする(省電力化)
    • ACPI Platform Error Interface: ハードウェアエラーの詳細をOSが取得可能にする(早期発見)

VMware vSphere 5 オーバービュー
vSphereは5.0になってさまざまな変更点があるが、ライセンス体系がvRAM/ホスト数の平均サイズで決まるよう変わったらしい。新機能についてはこちら。ESX/ESXiのAuto Deploy, vSphere HA, vSphere Storage Applianceなどがある。
http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/vs_pubs/vsphere-esx-vcenter-server-50-new-features.html

クラウド時代に最適な開発環境 VMware vFabric 5の全貌
SaaSアプリの開発はvFabricスイートを提供している。これの実行環境はSpringを使っており、tc server(Enterprise版Tomcat)やSQL Fire(GemFire+Apache Derbyのメモリベース分散DB)などが含まれている。tc serverにはEM4Jが使われており高速に動作する。また、アプリの開発IDEとして、Wave Maker Studio というものが無償で提供されている。

このあたりの一通りのことはハンズオンラボで体験してきました(vFabricはないけど)。聞いたことをすぐに体験できるのはいいですね。18種類あって1日1つしか受けられないのに、初日はやらなかったので、1つしか体験できずにもったいないことをしました。

ここで登録すればデモ環境の操作が出来ると聞きましたが、まだ試してません。
http://vcloud.vmware.com/

後は後日。