Redmine1.3のグループへのチケット割当について

Redmine 1.3新機能紹介: グループへのチケット割当 | Redmine.JP Blogをみて、早速Redmine1.3を使ってみました。
今のプロジェクトではほとんどのプログラミングがペアで行われています。このとき、作業時間の記録をどうするか、という疑問があります。
チームの作業として捉えるならば、個人の作業時間を細かく管理する必要はまったくないのですが、別業務の作業が頻繁にはいるため、こちらのプロジェクトにどれだけの割合で活動できているかの把握をしておきたかったのです。
今のところ、担当者違いの同じチケットを2枚作ったり、それをまとめる親チケットを作ったりもしていますが、1つのチケットに複数人割り当てられれば作成するチケットが1つになるのに・・・と思っていたので、グループ割当という機能はその代替になるのかと思って試してみました。
※チケットにユーザ型のカスタムフィールドを追加することで、複数の担当者を登録することもできます。追加した担当者をウォッチャーとして登録すればDashboardにも表示されるのでやり様はあったのですが、少し違和感を感じたのでその方法はやっていませんでした。

まず、グループ割当の設定が必要なので、Redmine管理者でログインし、管理メニューから [設定] > [チケットトラッキング] 画面を表示して、[グループのチケット割当を許可] をチェックしてください。

次に、ユーザu1, u2, u3、ペアプログループpair-u1-u2, pair-u1-u3, pair-u2-u3を作ります。

プロジェクトの設定画面で、メンバー登録でペアプログループを登録します。このとき、グループは個別に設定してください。開発者全体をまとめたグループを設定しても、グループに親子構造はないため、選択できません。

チケットを作り、u1とu2で作業時間を記録します。

ユーザu1とu2の作業時間の集計が表示されたので、担当者ごとの作業時間は分かるようになりました。ただし、これによりチケットの作業時間を単純計算で2倍にしなければならないので、プロジェクトに対する作業スピードの見積もりはむずかしくなるかもしれません。素直にグループ割当は親チケットを登録するときに使って、ペアプロの記録は別方法を使ったほうが良いかもしれません。